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147 ：(　´∀｀)ノ７７７７さん ：2005/03/27(日) 20:54

磯部『俺も・・・悔しいです！』
（選手たち）『クソォ・・・クソォ（泣）悔しい〜』
関川『悔しいのは誰でもそう思う。でも思うだけじゃダメだ。お前たちそれでどうしたいんだ、どうしたいんだ！』
岩隈『（立ち上がり）勝ちたいです！』
吉岡『ロッテに勝ちたいです！』
田尾『ちょっと待て。ロッテはたったいま２６点も取られた相手だぞ！』
酒井『仇を取りたいんです！』
（選手）『ロッテがなんだってんだ！』
次々と選手が叫びながら立ち上がる。
田尾『しかしな、ロッテに勝つためには、並大抵の努力じゃ勝てないんだぞ！血ヘドを吐いて死ぬほどの練習をしなきゃならん！』
磯部『はい、やります！』
田尾『誰も助けてくれるわけじゃない。どんなに苦しくても言い訳はきかないんだぞ！お前たちそれでも勝ちたいか！』
関川『勝ちたいです！勝ちたいよぉ』
やります、お願いします、頑張ります・・・選手たちが次々と叫ぶ。

　これほどの熱情が、ひとりひとりに秘められていようとは。田尾の胸に感動が突き上げた。

田尾『よーし、よく言った。俺が必ず勝たせてやる！』
（選手たち）『監督・・・』
田尾『そのために俺はこれからお前たちを殴る！いいか、殴られた痛みなど三日で消える。だがな、今日の悔しさだけは絶対に忘れるなよ！磯部、頑張れよ！よし、歯を食いしばれ』
　後方のロッカーまで吹っ飛ぶ磯部。だが目に涙を溜めながらすぐ起き上がり、田尾の顔を見つめる。関川、藤井らを泣きながら殴る田尾。それは田尾にとって、選手との絆をより深めたいという願いから発した行為であった。
これは暴力ではない。もし、暴力だと呼ぶ者があれば、出るところへ出てもよい。田尾はそう思っていた。

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