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-気ままに大好きなコピペを張り付けるスレッド2

11 :( ´∀`)ノ7777さん :2008/02/20(水) 21:02
溜池通信にオバマの演説について面白い分析が出てた。
○ユーチューブでオバマの演説をあれこれと聴いてみました。その結果、発見したのですが、次のようなパターンがあるのですね。
(1)最初は"They"
まず、「彼らはこんなことを言っていた」という形で、世の中の公式見解、通説などを並べ立てる。ワシントンは変われない、アメリカは分裂している、
オバマに勝ち目はない、などといった否定的な表現(いわばconventional wisdom)が開陳される。
(2)お次は"You"
しかし「あなた方は偉大な成果を得た」と、観客に語りかける。「ここまでこれたなんて、夢のようじゃないか」「皆さんの力で、何でもできるんです」などと、こ
の選挙戦の主役が自分ではなく、有権者であることを強調する。(だから小口の献金が集まるんですな)。
(3)かなりたってから"I"
かなり長くしゃべってから、やっと「私はアメリカ合衆国大統領になる!」と宣言する。そうしたら、イラクから兵士が帰ってくる、アメリカが信頼を取り戻す、
医療保険制度を拡充できる、といった夢を語る。ただし、「私が」という主語が使われる回数は驚くほど少ない。
(4)最後は"We"
「困難かもしれないけれども、われわれはできるはずだ」と、主語が複数形になる。なぜなら、「アメリカは共和党でも民主党でもない、ひとつの国だからだ」。
ここに至ると、オバマと聴衆は一体化する。冒頭の"They"vs."You"の対立も消えている。そして"Yes, we can."というキャッチフレーズの大合唱になる。
○この組み立ては、なかなかに賢明であります。その昔、商社マン1年生だったころに、商業英作文(いわゆるコレポン)の勉強をさせられたときに、
「手紙はなるべくYouを主語にせよ」と教わったことを思い出しました。(つまり、「3日以内に私が見積もりをお送りします」ではなく、
「3日以内にあなた様に見積もりが届きます」と書け、ということね)。たしか"You attitude"とかいいましたっけ。この手法、選挙でも有効であるようです。
ヒラリーの演説は、「私が、私が、私が・・・」ですからねえ。

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